シリンジ法について
精子提供の手段の一つである、シリンジ法について説明します。
シリンジ法とは注射器のような器具を用いて膣内に直接精液を注入する手法で、妊活などでよく活用されます。 例えば、この商品のような市販の医療器具を用いて行います。 この器具は、妊活用に販売されているものであるため、安全性は高いです。 提供の際は、精液を入れたシリンジを容器に入れ、駅などで受け渡す形になります。 精液の注入後10~15分間は横になってリラックスをした状態が良いと言われているため、近くに落ち着ける環境があると良いです。
妊娠しやすい時期は一般に排卵日の3日前から排卵日の翌日であると言われています。 この期間でお互いの都合の付く日に2~3回提供を行うことになります。
妊娠するまでの期間ですが、数ヶ月かかることが一般的です。 これは、通常の性行為と比較して妊娠する可能性が大きく変わる訳ではないようです。 ちなみに、25歳の女性が一周期で自然妊娠する確率は25%~30%と言われており、一回で妊娠することの方が少ないです1。
注意点としては、精子は熱や寒さに弱いため、温度によっては精子が死んでしまい、妊娠する可能性が低下することがあります。 そのため、受け渡し後は出来るだけすぐに活用する方が良いでしょう。
最後になりますが、シリンジ法以外にも人工授精などを考えている方もいると思います。 また、検査に協力して欲しいなどの要望もあるかもしれません。 気軽にメールや面談の際にご相談ください。